マグロ漁師の年収が凄い!?1匹売れた時の取り分は何%?

 

マグロ漁と言えば初競りを思い浮かべる人が多いかもしれません。

 

すしざんまいの社長が億を終える破格の値段で競り落とす事で有名ですよね。

 

例えば1億円で競り落とされたとして、その1億円はすべて釣り上げた漁師の懐に入るものなのでしょうか?

 

答えはノーで、漁師の懐に入るのは約9割といったところ。

 

9割も入ればウハウハなのでは?

 

年収って軽く1千万を超えるのではないか?

 

よし!今から大間へ引っ越しだ!!!

 

と、思っている方はこの記事を呼んで考えなおしてください。

 

今回はマグロ漁師のお金のアレコレに関しての記事をまとめてみました。

 

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マグロ漁師の取り分

大間漁連経由での出荷とするならば、 手数料として、卸売金額に対して大間漁連4% 青森県漁連1.5% 築地市場5.5%です。したがって漁師の取り分として89%に成ります。

まぐろ漁師卸値の何割もらえますか? - OKWAVE
今年の初値で6000万弱付きましたが、漁師には何割貰えますか、他人事ながら気になります

 

1億円で競り落とされたとすれば漁師の手元に入るのは8900万円。

 

物凄い額ですが、このすべてが漁師さんの懐に入るわけではありません。

 

日本では当然この所得に対して税金が掛かります。

 

 

課税所得 税率 控除額
195万円以下 5% 0円
195万円~330万以下 10% 97,500円
~省略~
4000万円越え 45% 4,796,000円

 

1億円の総収入があると仮定すると1億×.045-4,796,000=40,204,000円が税金として取られる計算ですね。

 

こう考えると高収入の人は大変ですね。

 

さらに翌年には住民税も10%程度取られる事を考えると堪らない。

 

ただ、漁師や農業などは事業者を守る為の特例がいくつもあります。

 

例えば漁船の固定資産税、燃料費、などいわゆる経皮的な面ですね。

 

経費に関しては個々で違うため正確な金額は分かりません。

 


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マグロ漁師の年収

 

年収を書く前にマグロ漁の乗組員なのか個人事業主なのかという点をハッキリさせないといけませんね。

 

乗組員は普通に給料を貰っている人なので年収は安定していると言えるでしょう。

 

ただ、自分で漁船を用意してマグロ漁をしている個人事業主にあたる人の年収はかなり上下があるでしょうね。

 

乗組員の年収も安定しているとはいえマグロの取れ高で上下している模様。

 

平均年収でいうと500万~700万との事でした。

 

ただ、この数字はマグロの遠洋漁業での年収なので、大間の1本釣り漁の年収ではありません。

 

マグロ1本釣りの個人事業主の年収を知るのは不可能ですね。

 

ということで、マグロ漁の期間や平均的な競り値などを考慮し年収を推測したいと思います。

 

大間マグロ漁の期間

大間観光情報サイトによると「毎年8月頃から1月くらいまで」と書かれています。

 

理由としてはこの時期に吊れるマグロは大型で上質な脂がのっているマグロが多いからだそう。

 

いうなれば大間マグロの旬の時期と言う事ですね。

 

期間にして約半年間。

 

1年中取れるわけではないとは思っていましたが、結構長い期間なんですね。

 

 

クロマグロの平均価格

水産庁のHPにクロマグロの平均価格がありました。

 

見てみると1キロ辺り3000円~3800円ほど。

 

100キロとすれば30万程度ですね。

 

マグロ1本釣り漁で100キロ越えのマグロを釣り上げるのは滅多にない為、かなり厳しい世界なのかもしれません。

 

東京都中央卸売市場のHPを見ても大体上の金額になります。

 

ただ、マグロ1本釣り漁はマグロの状態で価値が変わってきます。

 

一概にこの平均値ではないのも確かですね。

 

大間のクロマグロが初競りで1憶2億と値段がつくのはすしざんまいの社長を筆頭に広告効果を狙ったもので参考にならないのも事実ですが、大間産のクロマグロは他のクロマグロよりも価値が高い事も事実。

 

特に、旬の時期を狙った1本釣り漁ではキロ平均3800円以上の値がつくはずです。

 

ネットで言われているのは5千円~1万円程度。

 

今回はその平均のキロ7500円とします。

 


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何匹くらい釣れる?

マグロ1本釣り漁はベテランの漁師でも難しく、毎日釣れるとは限りません。

 

6カ月の期間のうち毎日漁に出れるとは限りませんし、漁師の腕や運なども関わってくるでしょう。

 

漁に出れる日は一般的な会社員の1ヵ月で20日とします。

 

中央漁業株式会社のHPによると1月11日釣り上げられたクロマグロは3本。

 

3本です!

 

100隻以上の船が出て3本です。

 

100分の3を日数にすると33日で1本釣り上げられるかどうかという数字になりますね。

 

過去の記録は見れなかったのですが、テレビなどを見ていると5本6本という数字も出てきます。

 

この記事では5本とします。

 

計算すると100/5となり20日で1匹釣れる計算。

 

100キロのクロマグロと仮定すると75万円の儲け。

 

以上の事をまとめます。

 

・6ヶ月で漁に出れる日は120日

・20日で1匹釣れる

・競り値はキロ7500円

・釣れるクロマグロは100キロと仮定

 

期間中に釣れるマグロは約6匹で収入は600キロ×7500円=450万円

 

450万の税率は20%控除額は427,500円。

 

ただ、この450万全てに税金が掛かってくるとは限らない為、経費云々を引きましょう。

 

頑張って経費を使って329万円まで下げたとします。

 

税率は10%控除額が97,500円。

 

かかる税金が228,500円

 

最終的に4,500,000円-228500円=4,271,500円がのこります。

 

仮定での計算なので上下はあるでしょうが、思ったより少ない?

 

しかし、この金額は半年で稼げる額なので馬鹿に出来ないですね。

 

マグロ1本釣りは命がけの漁なのでこの金額では見合わない事も確かでしょう。

 

ただ、大間産のクロマグロには初競りで数億という夢がるので一発逆転を狙って参加する人も多そうですね。

 

と言う事で仮定にはなりますが、大間クロマグロ1本釣りの年収は400万弱と言う事になりました。

 


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