ロンドン独立?再投票?EU離脱でイギリスがもう無茶苦茶・・・

 

6月23日にイギリスでEU離脱か残留を決める国民投票が行われました。

 

結果は120万票で離脱派の勝利。

 

この国民投票でイギリスはEU離脱へと進んでいくのですが、国民投票から24時間も経たないうちからイギリス国内は混乱の渦中にあります。

 

今回のEU離脱or残留をかけた国民投票でどのような混乱が生じたのでしょうか?

 

簡単にまとめてみました。(6月25日現在)

 


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EU離脱となった背景

 

なぜイギリスがEUを離脱したいと考え国民投票にまで発展してしまったのか?

 

問題一つとして一番大きいのが「移民問題」だと言われています。

 

EUの目標の一つとして自由経済主義というものがあります。

 

簡単に言うとEU加盟市民がEU内を自由に移動し、居住し、働くことを可能にする「域内国境のない領域」を作ることです。

 

これによりEU加盟国の民は自由に加盟国内を移動できます。

 

EU加盟国の経済レベルが全て同等程度ならさほど問題ないのでしょうが最低月給25万円の国もあれば最低月給5.6万円の国もあります。

 

さらにイギリスは福祉施設の充実や移民への居住も約束されています。

 

さらにさらに通訳までつけてもらえるという高待遇。

 

イギリス人は移民にも寛容で、それも人気の一つとなっていたようですね。

 

しかし、年間に何十万人と押し寄せる移民はイギリス国民達の脅威になっていきました。

 

市役所や病院は数時間待ち、移民に仕事を奪われる失職する人、治安悪化の懸念など様々な問題が発生し今回の国民投票に至りました。

 

首相のキャメロンは国民投票を選挙の公約に掲げていましたが本人は「怒る民衆の為のガス抜き」程度の考えだったと予想されています。

 

国民投票を公約に掲げ当選したがその公約が自らの首を絞めてしまった形となり、EU離脱が決まるとキャメロンは辞任しています。

 

因みにキャメロンは残留派。

 

混乱その1 市場の混乱


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最初の混乱として市場の混乱があげられます。

 

イギリスの通貨ポンドは国民投票中に約30円も下落。

 

160円~133円まで下がっています。

 

当然、日本円もこの影響を受け一時は99円台に突入するなど市場に緊張がはしりました。

 

日経平均はさらに悲惨で1286円の下落。

 

この下落幅は歴代で8位に入っています。

 

翌日のニューヨーク市場も影響を受けダウが約600ドルの下落。

 

今回のEU離脱問題での損失は世界全体で215兆円と言われています。

 

混乱その② イギリス国内の混乱

 

再投票???

離脱派勝利でEU離脱が決まり一夜が明けました。

 

最初に飛び込んできたニュースは「国民投票のやり直し、再投票」です。

 

どうやら開票結果が僅差なら国民投票をやり直せる模様。

 

10万人の署名が集まれば議会での審議が出来るようです。

 

う~ん、多数決で決めたのにそれを覆すと民主主義の意味が無くなるのでは?

 

それに127万票の差がついていますが僅差なのでしょうか?

 

調べてみると割合的には52対48で僅差といえますね。

 

しかし、また世界中を混乱させる国民投票をするのはどうなんでしょうか・・・

 

一方、EU側は離脱の手続きを早急に進めるようにイギリスに求めているようで強固な姿勢を見せています。

 

ここでEU側が離脱を取り下げて欲しいと下手に出ると他のEU加盟国に示しがつかないとかでしょうかね?

 

離脱を進めるにしても残留するにしてもイギリスは不利な状況に立たされている事は間違いないですね。

 

ロンドンが独立?

次に入ってきたのがロンドンが独立してEUに加盟を求めている?でした。

 

【AFP=時事】英国の欧州連合(EU)残留か離脱かを問う国民投票で離脱派が勝利したことを受けて、数万人のロンドン(London)市民が同市の独立とEUへの残留を求めるネット上の請願に署名した。また、ロンドンのサディク・カーン(Sadiq Khan)市長は、英国のEUからの離脱交渉において、ロンドンには発言権があるはずだと語った。

請願は「ロンドンは国際的な都市であり、私たちはこの欧州の中心に残りたい」とし、さらに「ロンドンの独立を宣言し、EUへの加盟を申請するようサディク・カーン市長に求めている」と述べている。

出典 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160625-00000022-jij_afp-int

 

もう訳が分かりません。

 

ロンドン市長って離脱派じゃないの?と前ロンドン市長が離脱派だった事すら忘れるほどの頭がまわりませんでした(笑

 

ロンドンは60%が残留派でしたが残りの40%は離脱派なのでロンドン市内でも混乱が予想されます。

 

笑い事ではないですが、もう何がなにやらわかりません(笑

 

まとめ

 

本当にイギリスはこれからどうなってしまうのでしょうか。

 

離脱を進めるにしても貿易協定を結ぶのにかなりの年月を要すると考えられますし、条件も厳しいものになるでしょう。

 

その他、手続きにも時間がかかるので1年2年でEUから離脱する事はできないと考えられます。(最低10年?)

 

その前に注意する事は内戦ですね。

 

イギリス国内では離脱派と残留派の間で小競り合いが絶えず内戦の危険があります。

 

それに伴い経済の悪化も懸念されます。

 

不安定な国の通貨を持ちたくないのでポンドの価値はさらに下がる事も考えられます。

 

経済面でも苦しくなり他国からも孤立していき国内にある海外企業も撤退が相次ぐとイギリスは本当に崩壊し兼ねないのでは?

 

流石に考え過ぎだとは思いますがイギリスの崩壊とEU崩壊で世界中を巻き込んだ恐慌、争いが起きないことを祈るばかりです。

 

個人的にはEU離脱で立ちはだかる壁に離脱派が諦めて、残留してくれることを望んでいますが移民問題は深刻なので、難しいとは思いますがEUはその辺の対応をしっかりして欲しいですね。

 

今後もイギリスから目が離せません。

 


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