労働者の憩いの場「たいこ弁当」が2016年1月31日をもって全店閉店することが決まりました。
兵庫県姫路市など播磨地域で19店舗を展開する直営弁当店「たいこ弁当」で知られる食品会社の本陣(加西市)が31日、事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが分かった。帝国データバンク神戸支店によると、負債総額は21億円。
たいこ弁当は兵庫県を中心に19店舗を展開する弁当屋さんです。
関西圏以外の人はあまり知らないと思われます。
若い頃はよく行っていただけに残念です。
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目次
たいこ弁当ってなに?
ナイスなネーミングセンスのお弁当屋で、暖かいお弁当がその場で食べれると人気でした。
今で言う「ほっともっと」のような存在でしょうか?
たいこ弁当は店内にフードスペースが確保されているところが多く、労働者がお昼ご飯に立ち寄る場所としても定着していたのではないかと思われます。
関西以外でもたいこ弁当に似たシステムのお店をちらほら見かけますね。
揚げ物や惣菜を選んで会計し、うどんなんかを頼んで店内で食べるスタイルです。
今では、安価で食べれるファミレスやコンビニ、スーパーなどがどこにでもあるので、昼食の選択肢から次第に抜けていったのかもしれませんね。
自己破産するとどうなる?
今回、たいこ弁当が21億円の負債を出し自己破産したことで、たいこ弁当の今後が気になるところではあります。
基本的に自己破産しても事業を継続することは可能です。
倒産しても他社や国が援助し、メーカーは存続する可能性はありますが、たいこ弁当の場合その可能性は少ないと思われます。
たいこ弁当が事業を継続することが難しい理由は以下の通りです。
取引先の信用を失っている
一番大きな理由になると思われます。
今回の自己破産でたいこ弁当の負債額21億円は全て支払われない可能性があります。
取引先もその煽りを喰らう事になるでしょう。
そうなると、たいこ弁当を取引していた会社は今後の取引に新調になるのは言うまでもありません。
販売スタイルが通用していない?
?マークをつけましたが、そもそもたいこ弁当の販売スタイルが、現代に通用していない可能性も否定できません。
冒頭で少しふれましたが、今はコンビニ、スーパー、ファミレスなど、様々な選択肢があります。
たいこ弁当はお世辞にも近代的な店構えとはいえません(それが魅力でもありますが・・・)
新しいものがどんどん出てくる現代でたいこ弁当のようなスタイルは通用しなくなってきているのかもしれません。
個人的には大好きな場所ですが、頻繁に行くかと言えば・・・いきませんね。
新規の借り入れが出来ない
自己破産すると当然、新規の借り入れは出来なくなります。
当然ですが、お金がないと事業がまわせないので借り入れが出来ないという事は事業の継続は見込めません。
店舗を閉鎖してしまっている
1月31日にたいこ弁当は全店舗を閉鎖してしまっています。
コレって深読みすると事業を継続していく意思は無いからではないでしょうか?
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たいこ弁当が存続する為には?
たいこ弁当が存続する可能性が100%無いとは言いきれません。
あり得るとすれば、他者からの買収でしょう。
あれ?自己破産したら買収できるのかな?
私の記憶では事故破産後の買収は出来なかったような・・・?
ともあれ、「たいこ弁当」が存続するためには他社の力を借りるしかないでしょう。
勿論、代表も変わります。
ヘタをすると「たいこ弁当」の名前自体無くなる可能性もあります。(その可能性の方が高いかも)
この辺はもっと詳しい人に聞けばなにか方法があるのかも知れませんが、たいこ弁当の存続は相当厳しい状況だと言えますね。
まとめ
・たいこ弁当とは昭和の空気が残る大衆のお弁当屋さん。
・たいこ弁当自身に事業を存続させる気が無い?
・事業を存続させるには他社の力が必要だがそれも難しい。
まとめるとこんな感じでしょうか?
たいこ弁当を愛し、存続を期待している人には残念な記事となったかもしれません。
私も残念でなりません。
企業もお金にならなければ意味が無いので儲からないと分かっている事業の買収はしないでしょう。
そうだ!兵庫県がたいこ弁当を援助すればなんとか・・・
井戸さんなんとかなりませんかね・・・?
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