ニラとスイセンを間違えて食べ食中毒多発 簡単に見分ける3つの方法

雑記

 

長野市の高等専修学校で、調理実習の料理を食べた教員や生徒、合わせて14人が、おう吐などの症状を訴え、病院に運ばれました。保健所ではニラと誤って、有毒なスイセンを食べた食中毒の可能性もあると見て、調べています。

 

こんなニュースが飛び込んできました。

 

ニラとスイセンを間違えて食べるというニューズですが、調理実習ってのも衝撃ですね。

 

多分、学校で栽培しているニラを使っての調理実習との事でしょうが有毒なスイセンとニラを間違えるってかなりびっくりしました。

 

調べてみるとなんと同じような事件が多発しているとの事です。

 

ニラとスイセンを調べてみると本当にソックリなんですね。

 

コレは素人では区別つかないでしょう。

 

現に私はさっぱりでした・・・

 

今回はニラとスイセンの見分け方をまとめてみました。

 


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見分け方

 

ここではニラとスイセンの見分け方を紹介します。

 

まずニラとスイセンの画像から。

ニラとスイセンの画像

 

コチラがニラ

 

コチラがスイセン

 

驚く事に見た目はほぼ一緒です。

 

素人目に見るとどちらがニラかスイセンか区別がつきません。

 

現に植物に詳しい人でも遠目からでは見分ける事は不可能に近いと言われています。

 

見分け方

本題ですが、見分け方の紹介です。

 

ポイントとしては4つあります。

 

・臭いが違う

・球根か髭根か

・時期

・葉の裏側が少し違う

 

上の4つの中で「歯の裏側が少し違う」とのいうのは微妙な違いでスイセンの種類や時期によって誤認する可能性が高いので紹介は控えさせていただきます。

 

という訳でニラとスイセンを見分ける3つのポイントを順に紹介します。

 

・臭い

コレが一番分かりやすい違いでしょう。

 

しかし、ニラ・スイセンともにほぼ無臭です。

 

どうすれば臭いで判断できるのか?

 

お分かりでしょうが、千切ってみると違いは歴然です。

 

スイセンは千切っても無臭に近いですが、ニラはツンとしたニラ特有の臭いが鼻に近づけなくても漂ってきます。

 

ニラとスイセンを見分けるにはまず、千切って確認する事をお勧めします。

 

球根か髭根か

可能であれば根っこから引き抜いてみましょう。

 

球根がついていればそれはスイセンです。

 

髭根がついていればニラと言う事になります。

 

ニラにもわずかな球根はありますが、違いは一目瞭然なので見分ける事が可能かと思われます。

 

・時期

時期と言うのはスイセンが花を咲かせている時期の事です。

 

スイセンの花が咲いていれば違いはすぐ分かりますよね。

 

スイセンが花を咲かせる時期は種類によっても違いますが、11月中旬~4月ごろと言われています。

 

ただ、この方法は温度によってもズレる可能性があるので確実とは言えません。

 

あまりお勧めしない方法でしょう。

 


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スイセンの毒は過熱でも消えない

 

スイセンの毒はリコリン 、タゼチンのアルカロイドで加熱処理をしても毒素は消えないとの事でした。

 

今回の件も調理実習でニラの入ったスープと書いてあるので過熱処理はしていたでしょうが食中毒を発症していますね。

 

症状

スイセンの毒であるリコリン 、タゼチンのアルカロイドを摂取後30分以内で症状を発症する事が多いようです。

 

主な症状として中毒症状 悪心、嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡,低体温など。

 

過去の被害件数

件数 患者数 総数
2015年 6件 14人 14人
2014年 7件 23人 23人
2013年 0件 0人 0人
2012年 3件 7人 7人
2011年 4件 18人 28人
2010年 2件 6人 6人
2009年 2件 12人 15人
2008年 6件 15人 22人

 

 

 

まとめ

 

ニラとスイセンの見分け方として

1・千切って臭いを確認

2・根っこから引き抜いて球根が無い方がニラ

3・スイセンが花を咲かせている時は見分けられる

 

まとめるとこんな感じでしょうか。

 

ニラを食べたことが無いという人はいるかもしれませんが、ニラの臭いが分からないという人は少ないかと思われます。

 

なので、一度千切って臭いを確認するのが一番ですね。

 

専門家もこの方法が確実だと指摘していました。

 

それではあまり機会はないと思われますが、ニラとスイセンを見分けて食中毒を未然に防げるようにしたいですね。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 


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