5月18日に歌舞伎俳優の「中村獅童」さんが肺腺がんで手術を控えている事が分かりました。
がんは初期と言う事ですが、心配されますね。
中村獅童さんは出演を予定していた公演を休演し手術に備えるという事です。
中村獅童さんが患っている「肺腺がん」とはどのようなものなのでしょうか?
主な症状などをまとめてみました。
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肺腺がんとは?
肺腺がんとは肺がんの種類の一つ。
肺腺癌(はいせんがん、Adenocarcinoma)は、肺の腺細胞(気管支の線毛円柱上皮、肺胞上皮、気管支の外分泌腺など)から発生する癌。発生部位は肺末梢側に多い。喫煙とも関連するが、非喫煙者の女性に発生する肺癌は主にこの型である。病理組織学的には、がん細胞は腺腔、乳頭状、微小乳頭状、充実性構造を作る。血液検査ではCEA(癌胎児性抗原)、SLX(シアリルルイスX抗原)などが腫瘍マーカーとなる。
細気管支肺胞上皮癌
細気管支肺胞上皮癌(さいきかんしはいほうじょうひがん、Bronchioloalveolar carcinoma; BAC)は肺腺癌の亜型で、形態学的に細気管支上皮・肺胞上皮に類似した高分化腺癌である。全肺癌の3-4%を占める。他の非小細胞肺癌と比較すると若年者、女性に多く、進行は比較的緩徐で喫煙との関連が薄い。
調べてみると肺がんの中で一番多いのがこの肺腺がんとの事でした。
症状
肺がんは初期の段階では症状が殆どなくガンが見つかった頃には進行している場合が多いようです。
主な症状としては以下。
・1ヵ月以上咳が続く
・胸が痛む
・痰が出る
などと言った症状が合わられます。
ただ、風邪の症状に似ている事からわざわざ病院に行ったりする人が少ないのも発見が遅れる理由の一つと言われていますね。
原因
原因としては肺がんの一種なので「タバコ」があげられますが、「肺腺がん」に関してはタバコが原因となっている事が少ないとの事でした。
中村獅童さんはタバコを吸っているようですが(現在は不明)タバコが直接の原因となっている可能性は低いと思われます。
多くの患者は女性と言う事ですが、中村獅童さんは男性です。
女性が多いというのはどうやら「女性ホルモン」が関係している可能性が高いようで、女性ホルモンの多い女性が肺腺がんになり易いとのデータもあるようですね。
男性にも少量ですが女性ホルモンは含まれていますが、意図的に女性ホルモンを摂取しなければ「多い」という事にはならないでしょう。
肺に疾患を抱えている場合も肺腺がんにかかりやすいと言われています。
特に肺結核になると2年以内の肺腺がんの発症率は5倍に跳ね上がるようです。
治療法
肺腺がんの治療法ですが、大きく分けて外科手術治療、抗がん剤、放射線治療の3つがあります。
抗がん剤と放射線治療は肺腺がんには効果が薄いと言われているようです。
中村獅童さんは初期の肺腺がんとの事ですが、ニュース記事でも「手術」と書いてあることから外科手術で肺の一部を切除するのではないかと考えられます。
初期の段階で見つかっているので転移の可能性は少ないかと思われます。
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死亡率(5年後生存率)
ここでは肺がんの死亡率などを解説していきます。
生存率はがんの進行状況により異なるのでステージごとに書いています。
ステージと5年生存率
ステージ | 生存率 |
ステージ1 | 約80% |
ステージ2 | 約60% |
ステージ3 | 約40% |
ステージ4 | データ無し |
中村獅童さんは初期という事でおそらく「ステージ1」だと思われます。
手術5年後の生存率が8割と言う事でほぼほぼ、問題ないと考えて良いでしょう。
プロフィール
中村獅童(なかむら しどう)
生年月日: 1972年9月14日 (44歳) 生まれ: 東京都 身長: 177 cm 配偶者: 竹内 結子 (2005年 – 2008年) 両親: 初代 中村 獅童、 小川 陽子
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中村獅童さんと言えば「ピンポン」で圧倒的な存在感を見せつけたことで有名ですね。
歌舞役者の型にはまらず幅広く活動し、多くの世代に人気の役者です。
まとめ
中村獅童さんが「がん」と聞いてびっくりです。
手術するという事で心配ですが、初期の段階で見つかっている事が幸いです。
肺腺がんの手術後5年生存率は初期の段階であれば8割を超えるとの事で最悪の結果になる可能性は低いと思われます。
手術の影響で6月7月はお休みするとの事ですが、しっかり癌を治して元気な姿を見せて欲しいですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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コメント
肺腺がんは、タバコの無縁ではありません。医学的な研究データでは、受動喫煙による腺がん発症の疫学的な調査を行っておらず、本人が喫煙者かどうかでしかデータをとってきていませせでした。
喫煙者は直接煙を吸い込むため、また、肺機能が低下するため、奥までタバコの煙を吸い込むことができず、気管支の入り口に近い方に出来やすい肺の扁平上皮がんが多く見られます。
ところが、間接的に煙を吸い込むと肺の奥まで吸い込めるため、非喫煙者ほど気管支から奥の方に出来やすい肺腺がんが多く見られるようになります。
1970年前後の成人の喫煙率は50%ありました。喫煙者の数と肺がん死亡率とは、30年のタイムラグを経て同じ形のグラフを形成します。家庭の中で、2人に一人は喫煙者、その多くは男性で非喫煙者は女性。
この事は現在、男性に扁平上皮がんが、女性に腺がんが多いことに矛盾しません。
また、メントールのタバコが出現して以降、喫煙者の肺腺がんは増加してきています。これも、メントールの効果により奥まで煙を吸いやすくなったことと矛盾しません。
5~6年前の医師国家試験ですら肺腺がんはタバコに関係のないがんとして選択肢に登場するため、未だに間違った情報を信じている医師が日本には多いのが現状ですが、海外の研究ではタバコに関係のないがんは無いと結論付けています。
今後、日本でも受動喫煙を含めた疫学調査が展開されることを望みます。