夏場所10日目で幕内は全勝の白鵬、稀勢の里が場内を賑わせていますが十両にも新しい風が吹いています。
「宇良」関、23歳で新十両となった宇良関ですがさっそく勝ち越しを決めて優勝争いのトップに立っています。
中でも5月17日の取り組みが注目を集めています。
決まり手は「腰投げ」と言ってVTRを見る限りでは一本背負いのような形で後ろをとられた状態から投げています。
途中、何度もピンチがあったが凌いで凌いでの逆転に場内は大賑わい。
現在の大相撲は横綱の白鵬をはじめ外国人力士の強く日本人力士は肩身の狭い思いをしているように感じます。
今回の夏場所では稀勢の里が優勝争いをしていますがやはり若い力が欲しいところではありますね。
宇良関にはこの調子で上り詰めてもらい日本人力士の希望になってもらいたいものです。
スポンサーリンク
プロフィール
宇良和樹(うら かずき)
四股名:宇良 現在の番付:西十両13枚目 |
4歳の頃から相撲に取り組んでいて小学校から相撲と並行してレスリングにも取り組む。
中学時代まではレスリング中心だったが高校から相撲を中心に取り組むようになる。
アマチュアで数々の大会に優勝。
2015年位プロ入りを決意して木瀬部屋に入門。
プロ入り後の成績
2015年5月場所:優勝(7-0)序の口
2015年7月場所:(7-0)序二段
2015年9月場所:(5-2)三段目
2015年11月場所:(7-0)幕下
2016年1月場所:(6-1)幕下
2016年3月場所:(6-1)幕下
2016年5月場所:(8-2)十両※5月17日現在
注目の腰投げとは?
腰投げ(こしなげ)とは、相撲の決まり手のひとつである。四つ相撲から相手の体を自分の腰に乗せて投げる技。
珍しい決まり手で、最近の幕内の取組では、2003年1月場所10日目に若の里が海鵬に、2004年7月場所2日目には朝赤龍が武雄山に決めている。十両では2010年1月場所5日目に、海鵬が千代白鵬にこの技で勝った(十両で決まったのは41年ぶり。1969年春場所で、大文字が北の花に決めた以来)。2016年5月場所10日目には宇良が出羽疾風にこの技で勝った。
相手を腰に乗せる為には、自分の体勢を低くしなければならず、なおかつ膝を地面につくことはできない。柔道(大腰)やレスリングでは基本的な技であるが、相撲での頻度は低い。引用元 ウィキペディア
宇良関はレスリングもしているので腰投げも得意としているのでしょうね。
元々、レスリング経験を生かした居反りなどを使った「アクロバット相撲」として注目されていたようです。
相撲は後ろをとられるとほぼ負けの確定する競技だと認識しています。
ピンクのまわしで挑んだ宇良関は何回も後ろをとられますがそのたび粘って立て直し、最終的には後ろをとられた状態からの腰投げは身震いすら覚えたほど。
強靭な足腰があってこそなせる業だと感じました。
宇良関の弱点
弱点になるか分かりませんが身長が少し物足りないところはやっぱり気になります。
173㎝と関取としてはかなり小さい方なんじゃないですかね?
白鵬が192㎝、朝青竜で184㎝、小柄と言われていた若乃花でも180㎝。
稀勢の里で188㎝と宇良関とは15㎝も違います。
170㎝代の横綱は北の海が179㎝でそれ以降は存在していません。
若乃花が体格差を克服するためにスピードと強靭な足腰を作り上げたのは有名ですが宇良関も同様の対策をするのでしょうか?
体重も120kgと物足りなさを感じるので今後に期待したいです。
まとめ
今回、腰投げで場内を沸かせた宇良関ですが優勝の可能性はあるのでしょうか?
現在、2敗で優勝争いのトップに並んでいますが本人は「関係ないです」と気にしていない様子。
確かに十両になったばかりなのでそこまで気にしている余裕はないでしょう。
気にしないほうが成績が良くなり気が付いたら優勝していたっていう形が理想的なのかもしれませんね。
若いと言う事もあり優勝がチラつくとどうしても緊張してしまうと思うので今後も気にしない姿勢を貫いて欲しいものです。
スピード昇進しているだけに周囲の期待が強くプレッシャーも相当でしょうが気にせず頑張ってほしいと思います。
幕内で機敏に動き回る宇良関をTVで見るのを気長に待っています。
5月場所頑張ってください!!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
コメント