小野不由美さんの小説ゴーストハント③乙女の祈りのあらすじを紹介したいと思います。
メンバーの秘密が明かされていきますので、是非シリーズを読破したいところですね。
あらすじ
乙女の祈りでは、湯浅高校という伝統ある女子高で起きた事件にメンバーが挑みます。
この女子高には魔の席があり、その席になった子は電車にはさまれ、引きずられる羽目になったり、魔の席のクラスの担任は美術準備室で女の幽霊を目撃したり、数々の怪事件が起こっているという。
メンバーは、来た早々に訪れるたくさんの怪事件被害の相談者の話に頭を悩ませるばかりです。
さらには、ぼーさんへの依頼者の女子高生タカより聞いた「カサイ・パニック」。
この女子高には、笠井さんというスプーン曲げのできる超能力少女がいて・・・・・・。
たくさんの怪事件と女子高での超能力騒ぎにはどんな関係があるのか?
今回もお馴染みのメンバーが解決していきます。
感想
乙女の祈りでは、ぼーさんが実はスタジオミュージシャンであることが判明したり、渋谷サイキックリサーチの助手リンさんが陰陽師であることが判明したり、ナルがスプーン曲げをできることが判明したり、エピローグでは麻衣にもあることが判明したり、序所にメンバーの秘密が明かされていきますね。
学校の話ということで、学校の七不思議があったり、新しくできた怪談があったりするわけなのですが、このお話ではこの二つが起こる原因が違うのが事件解決の鍵になっていますね。
乙女の祈りでは、麻衣の勘が冴えわたり、事件解決の突破口にもなっています。
やはり今回も麻衣の夢の中にヒントが現れますからね。
絶対に麻衣には何かあると思っていましたよ。
何があるのかは是非本書で確認してみて欲しいところです。
個人的にはナルと麻衣の前に天上から少しずつ現れた女性のシーンが怖いですね。
夜に思い出したくないです。
それと一晩中睨み合っていたというナルはすごいですね。
新怪談の事件の原因については、途中からあることを他に知りえる人がいない状況なんかがあったりしたので、推測できるのが嬉しいですね。
「ああ、やっぱりね」と思えるのも読んでいて嬉しいし、逆にそれを裏切ってもうまいなと結末というのもありますよね。
気になる点
このシリーズは、どうやら序所にメンバーの謎が明かされていくようですね。
エピローグでの、リンさんとナルのやり取りにもなんだか秘密が隠されていそうですよ。
なぜスプーン曲げをしたことについて、そんなにリンさんが怒るのか?
エピローグのシーンではナルはスプーンを指の力で曲げていましたが、本当は超能力があるのかどうなのか気になるところですね。
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