大沢たかおさんがSP役で主演を務める「藁の楯」
主演の大沢たかおさん以上の存在感を示したのが犯人の清丸役である藤原竜也さんですね。
藤原竜也さんって体当たりな演技が印象に残る俳優さんで、カイジの演技などは知っている人も多いと思われます。
顔はイケメンなのに、ちょっと体当たり過ぎる役柄が多いためか、ネットでも度々話題にされている人物と言えるでしょう。
今回は映画「藁の楯」での藤原竜也さん(清丸)の名シーン、演技、セリフなどをまとめてみました。
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おじさんとか気持ち悪い
大沢たかお演じる銘苅と清丸警護チームで清丸を護送する前の出来事。
清丸は仲間に裏切られ、その後、警察官にまで殺害されかけます。
不安になっている清丸は警護チームに不満をぶちまける。
「2回も殺されそうになっているんですよ!あなた達で大丈夫なんですか!!」「殺されそうになった人の気持ちも考えろ」
などなど。
「殺されそうに・・・」のセリフで如何に清丸が身勝手な犯罪者と言う事が分かる良いシーンですね。
その後、清丸は「僕に触るな!」「おじさんとか気持ち悪いんですよ!」と別の異常性を見せます。
本当に気持ち悪そうにシャワーで触られた部分を洗い流す清丸。
洗いながら「気持ち悪い、ベタベタベタベタ、僕の気持ちも分からないのにベタベタベタベタ触るのやめて下さい!!」
藤原竜也さんの名演技が光っていますね~。
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高卒
清丸の警護について議論していると不意に笑いだす清丸。
清丸が笑ったのは警察官が大変だからという理由だった。
「高卒だから、こんな暑い日もあんな格好して外に立ってなきゃいけないんでしょ。おまわりさんも高卒?(神箸の方を向きながら)」
因みに神箸は警視庁捜査一課の巡査部長なのでバリバリのエリート。
当然、高卒ではないと思われる。
清丸の精神年齢はかなり低い設定なのかもしれませんね。
結婚とかしてますか?
高速を逆走してきたトレーラーが自爆し辺りは騒然としている。
清丸の移送方法について議論している最中の出来事。
清丸が、銘苅に「結婚とかしてませんか?」と問う。
「小さな娘さんとかいませんか?」と続ける。
清丸はこの状況にも拘らず自分の欲求の事しか考えておらず、このシーンでも清丸の異常性がよく分かりますね。
グッジョブ!
新神戸駅で新幹線から降りる事になった清丸と護衛チーム。
新幹線を降りると、人生10回くらい失敗したような人が清丸を出せと子供を人質にとり、暴れます。
清丸はとりあえず新幹線の中に入って待機。
福岡県警の関谷が男を説得しますが、失敗し男を射殺してしまいます。
その光景を見た清丸が新幹線の窓から渾身のグッドポーズで関谷を祝福するというシーン。
関谷はこの一件で護衛チームから外れていますが、外れる必要あったのか謎です。
母の死を知り大号泣のはずが
清丸は銘苅達に自分を殺させ賞金の一部を母親にあげてくれと頼むほど母親想いな一面も持ち合わせています。
しかし、母親は罪の意識から自殺。
母の死を知った清丸は悲しみに暮れ泣き続け逃げる気力も失った・・・かと思われましたが、白岩の目を盗んで白岩を射殺してしまいます。
演技云々ではないのですが、この時、清丸はせっかく白岩から奪った銃を捨ててしまったのか謎ですね。
そのまま、銘苅も片付けると自由になれるのに。
因みに、白岩を射殺した理由は「おばさん臭いから」
「車の中も臭かった」というのも清丸さんの癇に障ったようですね。
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もっとやっとけば良かった
清丸は死刑の判決を受けました。
法廷で清丸が最後に話したセリフ。
「どうせ死刑になるなら、もっとやっとけばよかったかなって・・・」(地上波ではカットされる可能性大)
藁の楯を締めくくるセリフですね。
まさに、意味がなかったという感じです。
それにしても藤原竜也さんの演技は素晴らしいですね。
ここには書いていませんが、クライマックスで銘苅に切りかかるシーンは鬼気迫るモノを感じました。
映画としては色々と突っ込みどころの多いポイントはありますが、藤原竜也さんの演技は大いに評価すべきポイントではないかと思われます。
藁の楯、色んな意味で面白い映画だと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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