小野不由美さんのゴーストハント②人形の檻のあらすじを紹介したいと思います。
あらすじ
渋谷サイキックリサーチが今回挑むのは、古い洋館で起こる不思議な現象です。
その洋館では、壁を叩く音がしたり、開けたはずのないドアが開いていたり、物の位置が変わったりするという。
依頼者の自宅や調査に出かけると、また以前の事件で一緒になった巫女と高野山の坊主も依頼を受けて屋敷にやってきており、今回もにぎやか調査が開始します。
来た早々、洋館に住む8歳の少女、礼美の部屋の家具や家具を載っているカーペットまでも斜めに動いていたり、居間の家具も上下が裏返されていて、とても人間の仕業とは思えない出来事に見舞われます。
徐々に悪戯ではすまされない悪意のある状況になり、メンバー達も窮地に追いやられます。
長く洋館に仕えている庭師の話により、この家にまつわる悲劇を知り、事件は急展開します。
この事件では、主人公の麻衣も活躍しています。
感想
人形の檻は、霊の存在があり、ホラーという感じでしたね。
旧校舎怪談の話が霊は出ない話だったので、怖さが少なかったのですが、人形の檻は、アンティークドールのミニーや子供たちの霊などで出来て、想像してしまうと怖いかもしれません。
個人的には、旧校舎怪談はどちらかといえば登場人物に焦点をおいた話でストーリー展開がゆっくりな気がしましたが、人形の檻ではそれぞれが霊能者として活躍する場があったりして、ストーリーも前回よりテンポよく進んだ気がしました。
高野山のぼーさんやエクソシストのジョンも活躍していて、二人のファンなら嬉しいかもしれませんね。
巫女の綾子が活躍する日は、来るのでしょうか。
綾子は、霊能者のくせに怖がりと言われたり、無能呼ばわりされていたりで、少しかわいそうですね。
前回は、麻衣に怪我をさせられ、出番のなかったリンさんも今回は登場していますが、言葉を発している場面が少なく、無口な人物ですね。
気になる点
麻衣が井戸に落ちたときに、見た夢。この夢が事件の大きな鍵となっています。
旧校舎怪談でも麻衣が倒れてくる靴箱の下敷きになったときに夢を見る場面がありますね。
この麻衣の夢のシーンは、事件解決間際によく登場しているような気がします。
また、人形の檻でのエピローグでは、真砂子に何か弱みを握られているかのようなナルの様子が描かれています。
ナルの弱みとはなんなのか気になるところですね。
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