2017年10月22日放送の鉄腕ダッシュでは、新宿の大名屋敷の池からすくったウリ科の植物の正体がいよいよわかるようです。
江戸時代に扱われていた代表的なウリ科の植物には、胡瓜(キュウリ)、真桑瓜(マクワウリ)、青瓜、白瓜、冬瓜(トウガン)、西瓜(スイカ)、南瓜(カボチャ)、糸瓜(ヘチマ)夕顔がありました。
その中でもマクワウリは、甘みがあり、喉を潤してくれる水菓子として重宝されていたそうですよ。
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天下人も夢中になる真桑瓜
真桑瓜は、美濃国真桑村(現在の岐阜県本巣郡真正町)で栽培された甜瓜(アマウリ)がおいしかったため、その名前になったのだそう。
今では、あまり市場に出回っていないようですね。
有名な織田信長や豊臣秀吉も好んでいたそうですよ。
江戸初期には、真桑村から農民を呼び寄せ、鳴子と府中で栽培したとか。
のちにこれらは、ブランド野菜、鳴子瓜と葵瓜になりました。
そんなに人気があったのになぜ今はあまり目にすることがないのでしょうか。
その答えは、プリンスメロンにあるようです。
プリンスメロンは、真桑瓜とシャランテメロンの交配により誕生した果物だったのです。
そのため、真桑瓜はあまり見なくなったんですね。
真桑瓜の現在の流通は?
現在の真桑瓜の産地はどこなのでしょうか。
マクワ瓜の名前の由来となっている岐阜県では、マクワ瓜を飛騨美濃伝統野菜として扱っているそうです。
また愛知県でも伝統野菜として栽培されていますが、ここでは「落瓜」という緑色に縦に筋が入る品種と、「金俵まくわ」と呼ばれている黄色いタイプが作られているそうです。
滋賀県でも様々な品種のマクワ瓜が栽培されているそうです。
マクワ瓜は夏が旬の果物で、6月より出始め、7月が出荷のピークだそう。そしてお盆の時期にまたピークになります。
お盆のお供えものによく入っている瓜がそうだったのですね。
いろんな品種があるようなので、ぜひ試してみたいですね。
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