2017年5月14日放送の「ザ!鉄腕!DASH!!」のDASH海岸の企画で、深海魚ラブカを捕獲したとのこと。
深海魚の捕獲がされると、地震が起こる予兆ではという声がありますが、果たしてその根拠はあるのでしょうか。
まずは、深海魚の最近の捕獲情報についてまとめてみました。
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ラブカと地震の関係
前記事でラブカの捕獲時期を調べていたので、それと地震情報を照らし合わせましたが、これといった根拠は得られませんでいた。
記事はコチラ
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ネットではラブカと地震が密接に関係しているかのように書いてあるところもありますが、ちょっと怪しいと思います。
そもそも、日本は地震大国で震度4以上の地震が非常に多い国です。
また、ラブカが捕獲された記録も氷山の一角に過ぎず、漁師が他の魚と一緒に獲ったが捨ててしまっている場合も多いと思われます。
その辺を考えるとラブカが捕獲された=地震と結びつけるのには少し無理があるのではないでしょうか。
ラブカ以外の深海魚についても調べてみたので紹介しておきます。
その他の深海魚の記録
2017年01月 長崎県 アカナマダ
2017年02月 新潟県 リュウグウノツカイ
2017年02月 和歌山県 ウチワフグ
2017年02月 新潟県 サケガシラ
2017年02月 沖縄県 クサビフグ
2017年03月 新潟県 サケガシラ10匹
ここ数年で捕獲情報が結構あるようです。
では、地震についてはどうでしょうか。
近年のマグニチュード4以上の地震についてまとめてみました。
2017年1月11日 熊本県熊本地方
2017年1月18日 茨城県沖
2017年1月5日 福島県沖
2017年2月19日 千葉県東方沖
2017年2月27日 福島県沖
2017年2月28日 福島県沖
2017年3月12日 福島県沖
2017年3月2日 日向灘
2017年4月20日 茨城県北部
2017年4月30日 十勝地方南部
2017年5月4日 熊本県熊本地方
2017年5月11日 熊本県熊本地方
マグニチュード4未満まで見ていくとさらに多くの地震があっていたことがわかりました。
改めて、地震大国であることを実感しますね、
2014年に東映太秦映画村に「デジタル深海水族館」がオープンした際、タレントのさかなクンが深海魚と地震の関係について語っていらっしゃいました。
「風や海流の影響だったり、今年は日本近海が例年よりも1度ほど水温が低いと言われています。私たちで言うと体温が1度下がるのと同じくらいのショック。(近海の)水温が低いと深海と水温の壁がなくなって深海生物が浮上してくるのが冬から春にかけては毎年のようにあります」
「毎日お魚を取ってる漁師さんも『そういえば、コレも深海魚だな。いつも放っていたけど、子供たちに見せてあげよう』と持って帰ってくださる量が増えたんじゃないかと思っています」
2013年にNHKで世界初のダイオウイカの映像が放送され、深海魚ブームが起きたことも原因の1つ。
深海魚と地震の関係性については、結局はっきりとした根拠はなさそうです。
地震の予兆として、生物の異常行動や地震雲も挙げられるようですが、気象庁のホームページでも不確定なものとして予知としては参考にするのは難しいというようなことが書かれています。
いずれにして、日頃から防災意識を高めておくことが一番ということでしょうか。
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