米海洋大気局(NOAA)は、深海で鮮やかに発光する新種のクラゲを発見し、ビデオ撮影に成功した。長い触手を体から真っすぐに伸ばした姿は、まるで宇宙人のようにもUFOのようにも見える。
このクラゲはNOAAが海洋探査艇を使って4月にマリアナ海溝付近の深さ3700メートルの海底で発見した。ヒドロクラゲの仲間の新種とみられる。
マリアナ海溝の探査では、最初の数日間だけで深海にすむカグラザメなど多様な生物をビデオに収めた。探索は7月10日まで続けられる。
引用元 http://www.booknowledge.net/spaceknowledge/noaajellyfish/
このクラゲはマリアナ海溝付近の深さ3700メートルの海底で発見されました。
どうやらヒドロクラゲの仲間らしいのですがよく分かりませんね。
それにしても綺麗なクラゲです。
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ヒドロクラゲとは?
ヒドロクラゲ
直径は2cm程度で、多数の触手を持ち、海底に付着する短い触手と餌を捕獲する長い触手を持つ。このクラゲは普通 に見られるクラゲとは異なりあまり遊泳せず、深海底に居座って生活するクラゲである。 |
確かに今回発見された新種の発光クラゲと似ていると言えば似ていますね。
注目すべきはその大きさ。
2cmとかなり小さい。
今回発見された新種の発光クラゲもそのくらいのサイズなんでしょうか?
クラゲが発光する原理
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どうやらクラゲの種類によって発光原理が色々あるようです。
「オワンクラゲ」の緑色蛍光タンパク質(GFP)を発見したとして下村脩氏さんのチームがノーベル賞をとったのは有名な話ですね。
緑色発光タンパク質(GFP)とはなんだろう?
緑色発光タンパク質とはその物質自体が光るのではなく別の光に反応して緑色に光る物体です。
オワンクラゲはエクオリンというたんぱく質も同時に持っていてエクオリンが海中でカルシウムイオンと結合した時に光ります。
その光を光源にして緑色発光タンパク質(GFP)が強く光るという仕組みになっているのです。
オワンクラゲ以外にも特殊な反射板を持っていて光を反射する際に虹色に見えるクラゲなども存在するようです。
今回発見された新種の発光クラゲはどのような発光原理をもっているのでしょうか?
発見されたばかりなので今後の研究に期待したいですね。
NOAAの今後に期待
NOAAは7月10日まで探索を続けると言う事なので今後も新種の発見があるかもしれません。
ホントにきれいなクラゲですね。
水深3700mで発見された事にも驚きですが3700mで撮影したにも関わらず動画の鮮明さにも驚かされました。
人類は深海の1%も解明できていないとの事ですがこれだけの技術があるにも関わらず解明できない深海って・・・
マリアナ海溝の深さは約11000mでエベレストがすっぽり入る深さ。
人類が11000mまで到達できる日はいつになるのでしょうか?
想像もつきませんが深海と宇宙はロマンがあって考えるだけでもワクワクしてきますね。
今後も探索を続けると言う事なのでNOAAには少しでも深海の解明をしてもらいたいです。
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