2017年6月21日放送の世界の何だコレミステリーは、伊集院光と峯岸みなみをゲストに迎え、あなたに何が起こったの?世界のミステリーマン直撃SPが放送されます。
冷凍状態から蘇生した女性、心臓移植で臓器提供者の記憶が移った男性、アンガールズの田中さんが投稿者からの「何だコレ」を調査するコーナーが放送されるようです。
人間を冷凍保存するSF映画などは見かけますが、現実世界で冷凍保存から蘇生することがあるとは驚きですね。
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どのようにして女性は冷凍状態になってしまったのか?
事件が発生したのは、1980年12月20日。
アメリカ、ミネソタ州レンビーで、当時19歳だったジーン・ヒリアードさんが友達から自宅へ帰る途中、凍った道路で車両が溝に落ちてしまい、ジーンさんは仕方なく極寒の中を知り合いの家まで歩いて向かうことにしたそうです。
彼女は雪の降る中3.2キロもの距離を歩き、午前1時頃、ジーンさんは力を失うように地面に倒れてしまいました。
その後6時間もの間、ジーンさんは氷点下22度の寒さの中、意識を失い、ジーンさんは冷凍状態になってしまったそうです。
朝7時、友人であるワリー・ネルソンさんが玄関の外に出ると、ジーンさんの凍った身体を発見しました。
彼はこの時「彼女は死んでいると思った、彼女の表情は死んだ人間のそれだった」と語っているそうです。
その後、病院に搬送されたジーンさんですが凍り付いた彼女の皮膚は注射を打つこともできず、心拍数を計ったところ、心臓は1分間の間にわずか8回しか動いていなかったそうです。
医師は取りあえず氷状態のジーンさんの身体全体に暖かく湿った布を被せました。
午後1時頃、ジーンさんの母親が手を握りしめ、ジーンさんの意識が戻るのを祈っていると、ジーンさんが「喉が渇いた」とつぶやいたそうです。
冷凍状態になった人の事例は他にもあるの?
ジーンさん以外にも冷凍状態になった事例というのはあるのでしょうか。
スウェーデンで雪に埋もれた車両に2ヶ月閉じ込めらた男性がいらっしゃるそうです。
その男性の場合は、食糧がないにもかかわらず、生き延びたのは、体温が31度前後で冬眠状態になったため、体力の消耗が少なかったのではないかと考えられているそうです。
ジーンさんの場合ですが、はっきりとしたことはわかっていないようです。
コールドスリープは架空だがクライオニクス(人体冷凍保存)は存在する?
コールドスリープ とは、宇宙船での惑星間移動などにおいて、人体を低温状態に保ち、目的地に着くまでの時間経過による搭乗員の老化を防ぐ装置、もしくは同装置による睡眠状態。移動以外にも、肉体の状態を保ったまま未来へ行く一方通行のタイムトラベルの手段としても用いられる。SF作品にはよく出てくる手法である。
コールドスリープは、アバターなど数々のSF映画の中で登場しています。
現実では、なんと鼻孔より冷却材を吸入し、人体を冬眠状態にする実験で、人体を1週間冬眠状態にすることに成功したことがあるそうです。
また、クライオニクスというサービスもあるようです。
日本では行われてはいないが、クライオニクス(cryonics、人体冷凍保存)と呼ばれるサービスがある。これは、死んだ直後の人体を冷凍保存し、医療技術の発展した未来に復活の望みを求めるものである。
実際、クライオニクスを利用事例もあるようです。
タイの2歳の少女が、脳腫瘍の難病で、何度も手術を繰り返し、ついに植物状態になり、家族は「アルコー延命財団」で少女の脳を冷凍保存することを決めたそうです。
クライオニクスに対する是非はあると思いますが、親がかけがえないのない子供を守りたいその気持ちはとてもよく分かる気がしますね。
まとめ
奇跡としか思えないジーンさんの蘇生について、番組で新たな医学的根拠が発見されたのかどうか注目ですね。
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