映画「空母のいぶき」を見るにあたり疑問点や気になるポイントなどをまとめています。
空母のいぶきは原作の漫画があり、ファンの間ではこの映画はあまり評判がよろしくない模様。
大人の事情で色々と改変している事が原因ではないかと思われます。
※この記事は映画のネタバレを含みます。
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目次
主な登場人物
「秋津 竜太」-西島秀樹 空母いぶき艦長
「新波歳也」-佐々木蔵之介 空母いぶき副館長
「湧井継治」ー藤竜也 第五護衛艦群司令
「中根和久」ー村上淳 いぶき船務長
「浦田鉄人」ー工藤俊作 あしたか艦長
「山本修造」ー千葉哲也 あしたか砲雷長
「浮船武彦」ー山内圭哉 いそかぜ艦長
「岡部隼也」ー和田正人 いそかぜ砲雷長
「瀬戸斉明」ー玉木宏 はつゆき艦長
「清家博史」ー 横田栄司 しらゆき艦長
「滝隆信」ー高嶋政宏 はやしお艦長
「有澤満彦」ー 堂珍嘉邦 はやしお船務長
「垂水慶一郎」-佐藤浩市 佐藤浩市
「石渡俊通」ー益岡徹 内閣官房長官
「沢崎勇作」ー吉田栄作 外務省アジア大洋州局局長
「本多裕子」ー本田翼 P-Panel記者
「田中俊一」ー小倉久寛 東邦新聞の記者
「中野啓一」ー 中井貴一 コンビニエンスストア店長
「森山しおり」ー深川麻衣 アルバイト店員
総理大臣のモデルは安倍さん?
映画「空母のいぶき」で内閣総理大臣である「垂水 慶一郎」を演じるのは俳優の「佐藤浩市」さん。
パッと見ですが、現実世界の内閣総理大臣である「安倍晋三」総理に似ていますよね。
恐らくですが、空母のいぶきという映画は実際にも起きた尖閣諸島での問題などを題材にしてると思われます。
と言う事はやはり「垂水慶一郎」のモデルは安倍総理の可能性が高そうですね。
そして、この件ですが別のところで佐藤浩市さんが炎上していた模様。
いきさつとしては、週刊誌のインタビューで佐藤浩市さんが自身の演じる「垂水慶一郎」のキャラを変えて欲しいと申し出たようです。
どのように変えて欲しいのかというと「すぐにお腹を壊すキャラ」だそう。
実は安倍首相は「潰瘍性大腸炎」という難病を患っており、1回目に首相を務めた時はこの病気が原因で辞任したという説もあるくらい。
佐藤浩市さんのこの発言をうけてネットでは「安倍首相の病気を比喩するのはどうか?」と批判されていた模様。
佐藤さんがどのような考えでこの発言をしたのか真意は定かではありませんが、総理大臣という役柄でお腹を壊すキャラを=安倍首相に繋げられなかったのは落ち度ではないかと思われます。
話がそれましたが、空母のいぶきで登場する「垂水慶一郎」は安倍首相をモデルにした可能性が高そうですね。
カレドルフと初島は実在する?場所は?
この映画には「カレドルフ」「東亜連邦」「初島」というキーワードが登場します。
結論だけ書くと全て架空の存在。
映画で出ていた
北緯21° 30 19
東緯132° 23 41 |
という位置には島は存在していません。
原作では中華人民共和国が尖閣諸島の南小島に上陸し中国固有の領土だと主張していましたね。
恐らく、大々的に国名を出して中国から批判される事を恐れての事だと思われます。
ともあれ、映画「空母のいぶき」で登場する「カレドルフ」「東亜連邦」「初島」というものは存在しません。
ただ、「初島」は別の場所に存在しています。
静岡県の最東端あたる人口200ほどの小さな島ですが、この映画とは関係ないでしょうね。
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第五護衛隊群は存在する?
本作に登場する護衛艦は実在するのか?
登場する護衛艦は以下。
・護衛艦「あしたか」
・護衛艦「いそかぜ」
・護衛艦「はつゆき」
・護衛艦「しらゆき」
・潜水艦「はやしお」
これも残念ながら実在しません。
唯一、現在では存在していませんが「はつゆき」が名前だけ実在していました。
はつゆきは「はつゆき型護衛艦」の1番艦で就役が1982年、退役が2010年となっていて現在は走っていません。
注目して頂きたいのは「はつゆき型」の「ゆき型」の部分。
上の架空の護衛艦を見ると「たか」「かぜ」「ゆき」「しお」とあります。
実際に「あしたか」以外は存在している型で
はやしおは「おやしお型」
いそかぜは「たちかぜ型」「はたかぜ型」
はつゆきは「はつゆき型」
などがあります。
あしたかは「たかなみ型」というのがありましたがコレはちょっと違いますね。
空母いぶきでの自制的な対応の意味?
作中に「自制的な対応」という言葉がありました。
この言葉は各国での政治の世界では良く使われる言葉ですね。
意味としては「自分で自分の感情を抑える事」となっています。
空母のいぶきではアメリカの大統領に言われた言葉。
意味としては「下手に騒ぎを起こすなよ」「勝手な事はするなよ」的な感じではないでしょうか?
艦長と群司令はどちらが上?
映画の中で、秋津艦長が攻撃の命令を直接出せていませんでした。
命令を出していたのは群司令の湧井。
なんというか、素人考えではいぶきの艦長は秋津だから秋津艦長がすべての支持を出すのかと思っていましたが違うようです。
軍には階級がありますが、単純に湧井群司令の方が秋津艦長より階級が上と言うことです。
湧井群司令=海将(中将)
秋津艦長=一佐(大佐)
階級の早見表は以下
大将 |
中将 |
少将 |
大佐 |
中佐 |
少佐 |
大尉 |
まだ下もありますが、こくらいで・・・
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防衛出動が下令
防衛出動とは?
防衛出動(ぼうえいしゅつどう)とは、日本に対する外部からの武力攻撃が発生した事態または武力攻撃が発生する明白な危険が切迫していると認められるに至った事態、もしくは、我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある事態に際して、日本を防衛するため必要があると認める場合に、内閣総理大臣の命令により、自衛隊の一部または全部が出動すること。自衛隊法第6章「自衛隊の行動」のうち第76条に規定されている。一種の軍事行動と解される。ただし、戦時国際法上の宣戦布告には該当せず、自衛権を行使することはできても、交戦権は認められない。
ウィキより引用した文章以上に付け加える言葉が無いのでこの段落は以上です。
記者に接していた自衛官
いぶきに取材に来ていた記者に接していた海上自衛官「井上三佐」ですが、なんとも癒し系で特徴がありますよね。
井上三佐を演じていたのは俳優の「金井 勇太」さん。
金井さんは数々の映画やドラマに出演しています。
主演というイメージではないものの、特徴のある脇役ポジションでなくてはならない存在という立ち位置でしょうか。
艦長は井上三佐に何を話した?
艦長が井上三佐に耳打ちするシーンがあります。
内容的には衛星電話を返すように指示していたのでしょうね。
井上三佐が記者たちに差入れを持ってきたときに「艦長から直々の差入れ」と言っている事から間違いないでしょう。
「私がお答えする事ではありません」を考察
いぶきの艦長は日本に空母は必要なのか?という問いに「私がお答えする事ではございません」となんども答えています。
表面だけの意味を捉えると「国が考える事なので自分からは言えない。」
という意味でしょう。
しかし、私の考察では少し違います。
結論だけ言うと「判断するのは自分だけではない」という意味合いが込められているのではないでしょうか?
この考察の根拠として空母に記者を残した事があげられます。
本田翼さん演じる「本多裕子」記者はいぶきの艦長にこう伝えています。
シーンとしては本多記者が戦闘が激しくなってきたいぶきからヘリで離れる間際にいぶきに残る事を決意し艦長に直訴した。
「私たちは今ここでおこっている事を伝えなければなりません」
これに対して艦長は「規制が厳しくなるが」といぶきに残る事を了承。
このシーンに違和感があります。
上にも書いていますが、秋津艦長は記者から取り上げた衛星電話を返しています。
コレは、今起こっている出来事を外部に伝えて欲しいという意味が込められている。
国と国の戦闘をいち記者が独断でネットに流して良いはずがありません。
それでも秋津艦長は現状を国民に知って欲しかった。
国民が今の現状を知ったうえで「空母いぶき」が必要なのか?
という問いに自分で答えを出して欲しかったのでないでしょうか?
秋津艦長の考えかたとしては「空母いぶきは日本に必要」という考え方ではないかと私は感じました。
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中居喜一が書いていたメッセージ
「世界は1つみんな友達だよ」
「君の笑顔でみんなが笑顔になれるよ」
「ゆめはかなうよ、きみがねがえば」
「きみがわらえばみんなしあわせ」
「かなしいことはふたりで!」
上記が中居喜一演じるコンビニエンスストアの店長が書いていたメッセージ。
内容的には性善説がメインとなっているように感じます。
性善説とは人間は元々「善」であるというもの。
性善説、性悪説に関して私がすべて理解していないのでこの件を書く事は控えます。
ツイートまとめ
記者から映像が漏れた時に「ネットの声」が流れるシーンがありました。
ツイッターでの投稿を表現していであろう文章をまとめてみました。
・<速報>空母いぶき大炎上! 関係者が国外逃亡!?日本混乱。
・日本空母あったっけ??
・戦争・・・だと・・・?
・日本おわた
・ついにテロ!?
・どうせガセネタでしょ(笑
・第三次世界大戦がついに始まるのか・・・?
・えええ。週末コンサートどうなんの?タイミング悪!!中止になったらマジ恨む!!
・コンビニ何もない
・アメリカ助けてくれるん?
・いやこれガチでヤバいやつでしょ・・・どうしたらいいんだ?
・いぶきバズったww通知止まらんwww
・空母燃えたし休講だよね??
・政府はなにか声明とか出していないのかな?
・頼んだぞ自衛隊!日本を守ってくれ!!
・凄い動画回ってきたんだけど(URL)
・いつかこうなるだろうとは思ってたけどやっぱりか
・どこと戦ってるの?
・憲法9条どうしたwww
・よし、亡命準備完了
・垂水首相は何を考えているんだ!
・明日12時から国会議事堂前で反戦デモを行います、皆さん是非参加してください”平和な日本を守りましょう。
・うちの猫がメッチャ騒いでいる。
・詳細はよ!
・ウワアアアアアニゲロオオオ
などなど。
個人的に「ウワアアアアアニゲロオオオ」が一番好きです。
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関西弁のいそかぜ艦長 浮船さん
いそかぜの本気になると関西弁になる浮船さん。
かなり個性的な演技で注目を集めます。
聞いててちょっと関西弁というか大阪弁に違和感がありましたが、れっきとした関西人で大阪府大阪市出身です。
名前は山内圭哉(やまうち たかや)
吉本クリエイティブエイジェンシー所属の俳優。
この映画が伝えたかった事とは?
空母いぶきは日本の左右の考え方など政治に関しての表現が多く、あまり滅多な事は書きたくないのです。
ただ、私の感想としては秋津艦長の考え方を考察したとおりの考え方ですね。
戦争とかよく分からないので何とも言えませんが、自分で考えるという事。
コレに関してはどんなことでも同じだと思うので自分の目で見て考えて自分で答えを出す。
私には空母いぶきはそんな映画に感じました。
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